押出成形技術
本技術は発泡スチロール成形を加熱工程と冷却工程を分けて成形できる方式が可能となる技術です。
本事業は、経済産業省 平成24年度ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援事業に採択され試作開発した技術です。
従来の発泡スチロールは成形機と金型を用いて型内成形方式で成形します。
その工程は金型をセットしたチャンバー内部に蒸気を通流させ加熱し、水と真空を活用し冷却を行なっています。
同一部材を加熱冷却するという事は、約70℃~120℃までの範囲のエネルギーロスをしている考えにもなります。
製造(熱)エネルギーのロス比較
本技術を活用した押出成形機は、一度加熱した部位を少しのエネルギーで必要温度を維持させる事が可能となり、冷却部も同様になります。
その事により従来の成形時に使用するエネルギー量と比較し、約50%のエネルギーで成形できる事が可能となりました。
また各工程を一定条件にする事により製品に対する品質のムラを無くし、高品質な製品作りに役立つことが出来ます。
設備写真
関連製品
新技術で実現した高性能樹脂板