開発背景
エアインフォームは新技術導入により、従来の発泡スチロール製品のイメージを一新する製品です。
発泡スチロール製品は少ない原料で大きな体積を得る特長がありますが、樹脂板としては強度が不足しており、ビーズ形状の原料により角欠け等の弱点がありました。
また、金型成形されており製品サイズにより品質のバラつきが発生しておりました。
エアインフォームは押出成形技術で高密度(低倍率)に必要厚みで成形する事により、品質を一定に保ちました。
そして表面にラミネートフィルムを熱圧着する事で高い物性強度と断熱性能を持たせる事に成功し、フィルム面材の持つ高い付加価値により多目的な用途に対応できる独自の複合軽量断熱樹脂板を開発しました。
そして、私たちは軽くて丈夫なこの樹脂板を「エアインフォーム」と命名しました。
改良型押出成形機
熱圧着ラミネーター機
エアインフォーム
製品情報
エアインフォーム
高密度ビーズ法ポリスチレンフォームの表面に樹脂系フィルムを熱圧着した樹脂板です。
基材となる発泡板は新技術で高密度押出成形しました。
表面材として樹脂系フィルムを適切な温度と圧力で貼り付ける事により、従来の発泡スチロールの欠点であった強度不足を補いました。
長尺製品も可能であり、軽量で加工性や断熱性に優れるため芯材として多目的な用途に対応します。
▲製品とイメージ
エアインフォームAL
エアインフォームALはエアインフォームの表面に遮熱性の優れたアルミフィルムを積層した樹脂板です。
アルミフィルムは高い赤外線反射率を有しており、遮熱効果を発揮します。
フォーム自体を水蒸気や紫外線から保護し、初期性能のまま長期的にご利用頂けます。
断熱性能と遮熱効果により、住環境の省エネルギー化に貢献します。
▲製品とイメージ