メイドインジャパンの新素材「高強度・高対候性・軽量・高断熱性・良施工性・
安全・遮音」
100人並んでも大丈夫!長尺は無限大!カットも自由自在
機械から自社開発し、長尺は無限大を実現しました
硬度があるため長尺になると曲がりますが、樹脂ラミネートにより、破断することはありません
遮熱断熱材・産業用資材の芯材・ディスプレイ、サイン資材等、さまざまな用途・可能性をもった製品です。
エアインフォーム™の特長
エアインフォーム™と他素材との比較
項目 | エアインフォーム™ | 硬質ウレタンフォーム | PP樹脂板 | 石膏ボード | ベニヤ板 |
---|---|---|---|---|---|
軽さ | ◎ | ◎ | △ | △ | × |
強度 | ◯ | △ | ◎ | ◯ | ◎ |
厚み | ◎ | ◎ | △ | △ | △ |
熱伝導率 | ◯ | ◎ | △ | △ | × |
水分 | ◯ | △ | ◯ | × | × |
難燃性 | ◯ | × | △ | ◎ | ◯ |
コスト | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◎ |
※製品厚み20mm比較です。石膏ボード・ベニヤ板は厚み12mmです。
ベニヤ板より軽く、硬質ウレタンフォームより強い。
そして、
PP樹脂板よりも安いのが
特許出願中の新素材「エアインフォーム™」です。
発泡スチロールなのに「硬い」!
エアインフォーム™とは、高密度に押出成形したポリスチレンフォームの表面に樹脂系フィルムを熱圧着した樹脂板です。表面材として樹脂系フィルムを貼り付けることにより、従来の発泡スチロールの欠点であった強度不足がクリアされました!
また、樹脂板としての方向性がなく、板の縦横方向での強度差がありません。そのため、広い用途にお使いいただけます。
エアインフォーム™と従来JIS品の比較
JIS A 9521 ビーズ法ポリスチレンフォーム建築用断熱材 1号~4号品「圧縮強度と曲げ強度の比較」によります。
エアインフォーム™は2年間の大気暴露でも性能にほぼ変化なし!
大気暴露試験
2017年2月26日撮影(約6か月経過)
2018年8月29日撮影(約25か月経過)
試験体①エアインフォーム™スタンダード(AIF-SH)100×350×t20mm ※写真右
試験体②エアインフォーム™AL(AIF-AL)100×350×t20mm ※写真左
2016年7月26日、東京都墨田区菊川(弊社屋上)設置
約6か月が経過した際には、①、②ともに変化はありませんでした。
2年以上経過した際には、①は表面フィルムへのひび割れ、多少の劣化が見られました。②は表面白濁したものの、その他はほぼ変化はありませんでした。
なお、通常の発泡スチロール製品が同条件で大気暴露した際は、紫外線劣化により2~3か月でボロボロになります。
力のない方でも軽々持ち運べる「軽さ」!
2,000mm×1,000mm×20mmのパネル単体の重さは、わずか2.7kg。2リットルのペットボトル1.5本よりも軽いのです。
工場内壁の断熱材として使用した場合、強力両面テープと工業用接着剤のみで簡単に接着しお使いいただいている例もあります。
高断熱性・長期断熱性能について
「エアインフォーム™」は、空気をたくさん含んでいるため保温・保冷性が抜群です。また、長尺品であり、水分にも強いことから、建材として適しています。写真は工場内の断熱・保温効果を高めるため、「エアインフォーム™」を工場内壁に設置された例です。「エアインフォーム™」は1枚わずか2.7kgと非常に軽いため、強力両面テープと工業用接着剤だけで簡単に設置することが可能です(写真左・中)。設置例では、より外観を美しく仕上げるため、塗装されました。
熱伝導率:0.034W/mk
カットが簡単、ゴミが出ない!施工性が良く廃棄にも困らない!
ご家庭のカッターでらくらくカット!
発泡粒が落ちるストレスがありません!
発泡スチロールは端部・角部の欠けが発生した際、発泡粒が落ちてしまいます。そのため意匠性や耐久性が欠如していました。
エアインフォーム™は、高密度に押出成形する技術と、適切な温度・フィルム材でラミネートすることにより、ご家庭にあるカッターでも簡単にカットでき、ゴミも飛散しにくいという特性があります。
また、廃棄も「燃えるゴミ」として出すことができます。(各自治体ごとに処分方法は違う場合があります。)
・パネル発泡スチロール部:ご家庭にあるカッター等で自由に切断可能
・パネル両端樹脂部:のこぎり等で自由に切断可能
使用素材「エアインフォーム™」は防炎製品・指定可燃物除外品です!
「防炎製品性能試験」クリア!
エアインフォーム™は、「発泡スチロール製品」として、「防炎製品性能試験」をクリアーしました。
”防炎製品とは、消防法に基づく防炎物品以外の防炎品で、使用する人を火災から守るため、火災予防上防炎性能を有することが望ましいとの考えから、消防庁等の指導により普及が図られているものです。”
(公益財団法人日本防炎協会HPより抜粋)
協会設置の防炎製品認定委員会が防炎性能基準等を定め、この基準に適合する製品が防炎製品として認定されています。
エアインフォーム™は指定可燃物「除外品」です!
酸素指数設置状況
燃焼試験設置状況
「エアインフォーム™」は「酸素指数 28.7」を有する製品で、消防法(第9条3)における指定可燃物から除外され、20㎥以上の貯蔵または取扱いの際に所轄の消防署への届け出が必要ありません。
「酸素指数測定試験」は、第三者検査機関にて実施しております。
一般的な日常会話の音域において、約10dB~15dBの遮音性を発揮
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターの測定「音響透過損失 250Hz 10.4~4,000Hz 12.0」(一般的な日常会話の音域)により、約10dB~15dB遮音しているという結果が出ています。
製品情報
エアインフォーム™
高密度ビーズ法ポリスチレンフォームの表面に樹脂系フィルムを熱圧着した樹脂板です。
基材となる発泡板は新技術で高密度押出成形しました。
表面材として樹脂系フィルムを適切な温度と圧力で貼り付ける事により、従来の発泡スチロールの欠点であった強度不足を補いました。
長尺製品も可能であり、軽量で加工性や断熱性に優れるため芯材として多目的な用途に対応します。
エアインフォーム™AL
エアインフォームALはエアインフォームの表面に遮熱性の優れたアルミフィルムを積層した樹脂板です。
アルミフィルムは高い赤外線反射率を有しており、遮熱効果を発揮します。
フォーム自体を水蒸気や紫外線から保護し、初期性能のまま長期的にご利用頂けます。
断熱性能と遮熱効果により、住環境の省エネルギー化に貢献します。
製品仕様
製品名 | エアインフォーム™ |
---|---|
材質 | ポリスチレン |
仕様 | ビーズ法ポリスチレンフォーム+ラミネートフィルム |
製品サイズ | 2,000mm~7,000mm |
長さ | 長尺品が可能(運搬可能サイズまで) |
幅 | 1,000mm(公差+5mm) |
厚 | 15 / 20 / 25 / 30mm |
重量 | 密度による |
成型方法 | 自社開発機 押出成形EPS機による |
最低倍率品 | 15倍 製品厚みによる |
最高倍率品 | 約90倍まで |
※1: 本製品は開発中につき、内容が予告なく変更されることがあります。
物質性能比較データ
〔参考品〕倍率15倍品 t=20mm
性質 | 試験項目 | 単位 | 値※2 |
---|---|---|---|
物質的性質 | 密度 | kg/m3 | 66 |
吸水量 | g/100cm3 | 1.0以下 | |
透湿係数 | ng/m2/Pa | 145以下 | |
機械的性質 | 曲げ応力(MD,TD ※1) | N | 173.1 |
曲げ強さ応力(MD,TD ※1) | N/cm2 | 181.2 | |
変位 10%圧縮荷重 | N | 5784.2 | |
変位 10%圧縮応力 | N/cm2 | 57.4 | |
衝撃強さ(落球試験) | - | 未実施 | |
熱的特性 | 線膨張係数 | x10-5/℃ | 7前後 |
熱伝導率 | W/mk | 0.034 | |
化学特性 | 弱酸 | ◎ | |
強酸 | △ | ||
弱アルカリ | ◎ | ||
強アルカリ | ◎ | ||
耐有機溶剤性 | 芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン類、エステル類等の鉱油系薬品に対しては膨潤または溶解 | ||
その他 | 燃焼性 | 3秒以内で炎が消えて残じんがなく燃焼限界指示線を越えて燃焼しないこと |
※1: 基本的に方向による強度差が出にくい成型方法の為MD,TD値は同じとしています。
※2: 上記数字は、測定値であり保障値ではありません。
導入・開発事例
らくらくパーテーション
工事不要!一瞬で快適な簡易プライベートスペースができます。断熱・遮音性能あり。軽量なので組み立てたままの移動も可能です!
建築物屋根の遮熱断熱材として利用
高い断熱性+アルミ箔フィルムによる遮熱効果で快適な住環境に最適です。長尺品かつ、水分に強く長期にわたり高い断熱性を誇ります。
車体製造メーカー様の保冷車荷台の芯材として
強度アップ、軽量化および、断熱+断熱で省エネ素材として、適しています。さらに、長尺品のためつなぎ目なしで作ることができます。
住宅設備機器メーカー様の建具の芯材として
強度アップ、軽量化および、断熱+断熱で省エネ素材として、適しています。
コンサート会場の光の演出の部材
某アイドルグループコンサートの新しい光の演出の素材として使われました。防炎性や軽さなど安全性をクリアしていること、目的の形状に簡単にカットできゴミのでない施工性の良さ、全国を回るため何度も簡単に撤去及び設置ができること、光の演出として透過性がないことなどから採用されました。
この他にも、さまざまな用途に
エアインフォーム™が活躍し始めています。
お問い合わせからの流れ
開発段階のお問い合わせも大歓迎です。
お急ぎの場合は即納品できる場合もございますので、まずはお問い合わせください。
配送は納品数量に応じて宅配便や自社トラック等で対応させていだきます。
料金
製品価格は、お問い合わせください。
プロジェクトストーリー
平成24年度ものづくり補助金採択
「業界初!発泡スチロール押出成形技術の開発、発泡スチロール素材を活かした商品開発」
平成26年度ものづくり補助金採択
「押出成形工程+熱ラミネート技術、フィルムを工程内で連続貼りつけ可能」
自社開発機「押出成形EPS機」
改良型押出成形機
熱圧着ラミネーター機
エアインフォーム
エアインフォーム™は新技術導入により、従来の発泡スチロール製品のイメージを一新する製品です。
発泡スチロール製品は少ない原料で大きな体積を得る特長がありますが、樹脂板としては強度が不足しており、ビーズ形状の原料により角欠け等の弱点がありました。また、金型成形されており、製品サイズにより品質のバラつきが発生しておりました。
エアインフォーム™は押出成形技術で高密度(低倍率)に必要厚みで成形する事により、品質を一定に保ちます。さらに、表面にラミネートフィルムを熱圧着する事で、高い物性強度と断熱性能を持たせる事に成功。フィルム面材の持つ高い付加価値により、多目的な用途に対応できる独自の複合軽量断熱樹脂板が完成しました。
そして、私たちは軽くて丈夫なこの樹脂板を「エアインフォーム™」と命名しました。
押出成型技術
成形可能長さは無限大
従来の発泡スチロール板は、型内成形したブロック成形品をミクロム線でスライスして作られています。ブロック成形品の不均一な加熱により、品質のムラの問題がありました。
そこで、当社が独自開発した連続押出成型技術により、加熱工程が均一になり、成型時に使用するエネルギーの大幅な削減が可能となりました。
また、難しかった高密度(低倍率)成形品も安定的に生産ができ、エアインフォーム™基材として活躍が見込めます。
連続押出成型技術により、成形可能長さに制限はありません。長尺用途での可能性も無限大です。
・成形可能サイズ:L∞(無限大)mm×1,005mm×15 / 20 / 25 / 30mm
熱ラミネート技術
耐久性・意匠性・反射性能・強度保持・寸法安定性に寄与
エアインフォーム™は、押出成形機で整形した高密度(低倍率)成形品に高機能フィルムを貼り付けることにより、耐久性や意匠性の向上、反射性能等の高機能を付加させた製品です。改良型押出成形機ラインに熱圧着ラミネーター機を組み込むことにより、高いコスト競争力を持たせました。
熱圧着ラミネーター機は、貼るフィルム選定により、適切な温度で貼りつけることができます。また、基材とフィルムを均一に貼ることにより、製品の強度保持や寸法安定性に寄与します。
PETフィルム製品とイメージ(左)、アルミ箔フィルム製品のイメージ(右)
自社開発機「押出成形EPS機」の仕組み
押出成形機の特長を最大限に活かすため、成形工程内に熱圧着ラミネーター機を導入し、発泡スチロール製品表裏面にラミネートフィルムを貼り付けます。
製造(熱)エネルギーのロス比較
当社が開発した押出成形機は、一度加熱した部位を少しのエネルギーで必要温度を維持させる事が可能となり、冷却部も同様になります。
その事により従来の成形時に使用するエネルギー量と比較し、約1/10のエネルギーで成形できる事が可能となりました。
また各工程を一定条件にする事により、製品に対する品質のムラを無くし、高品質な製品作りとなります。
省エネルギー・環境対応型製品へのニーズにも対応
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